今、目の前では、非常に穏やかなのが信じられないくらいに、その相手により反応を変えるのが、境界性人格障害の特徴です。
これが、統合失調症の陽性症状とあいまって、発症する時、支援する立場の人でも耐えきれなくなる程の症状を呈します。
昨日も、仕事が終わっているのに、スタッフから相談の電話がありました。
「殴り飛ばして、やろうかな」と思っているといっていました。
サポートしている利用者さんのふてこい態度が、癪にさわったようです。
話は、それますが、この「ふてこい」という言葉実は、つい最近まで知りませんでした。
大阪でしか通用しない、コテコテの大阪弁です。
知人が使っているのを聞いて、意味を聞き返しました。
私も、大阪生まれの大阪育ちですが、長年生きてきて初めて聞く表現でした。
意味は、簡単に言えば上から目線ということです。
私は、大阪の北部にずっと住んでいるのですが、地理的な使用使用頻度が低いようです。
話は、戻って、相談があったスタッフには、まともに応対していたら、こっちがやられますよ。という、アドバイスを与えました。
時間外は、完全シャットアウトをしてもらうことにしました。
身内のベテランソーシャルワーカーも、そうするのが普通だといっていました。
非常に冷たく感じられるかもしれませんが、症状のひどい利用者さんからの時間外メールは、読まずにゴミ箱に捨てます。
応対すると、更に長文のメールを際限なく送ってきます。
ですので、スタッフも精神衛生上自己防衛をしなくてはならないのです。
ほぼ雑用係のわたしですが、利用者さんにできる仕事は、私の仕事でもふっています。
理想は、私は何もしない。
この歳になれば、そういうふうに意識して過ごすのが妥当だと考えています