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性の初め

性の初め

我々に性があり、男性と女性があるのはある意味神秘と言える。
単純に増殖するならば、両生を包含していればいいことである。
しかし、不思議なことに男性と女性が惹かれ合い、結ばれるというプロセスが存在する。

聖書に書かれている男女の創造は二回ダブって記述されている。

一回めは

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創世記 1章27節
    神は人をご自身のかたちとして創造された。神のかたちとして彼を創造し、男と女とに彼らを創造された。
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これは、すんなりと読むことができる。

しかし、二回めは
 
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創世記 2章18節から

    神である主は仰せられた。「人が、ひとりでいるのは良くない。わたしは彼のために、彼にふさわしい助け手を造ろう。」

    神である主は土からあらゆる野の獣と、あらゆる空の鳥を形造り、それにどんな名を彼がつけるかを見るために、人のところに連れて来られた。人が生き物につける名はみな、それがその名となった。

    人はすべての家畜、空の鳥、野のあらゆる獣に名をつけた。しかし人には、ふさわしい助け手が見つからなかった。

    神である主は深い眠りをその人に下されたので、彼は眠った。そして、彼のあばら骨の一つを取り、そのところの肉をふさがれた。

    神である主は、人から取ったあばら骨をひとりの女に造り上げ、その女を人のところに連れて来られた。

    人は言った。「これこそ、今や、私の骨からの骨、私の肉からの肉。これを女と名づけよう。これは男から取られたのだから。」

    それゆえ男はその父母を離れ、妻と結び合い、ふたりは一体となるのである。

    人とその妻は、ふたりとも裸であったが、互いに恥ずかしいと思わなかった。

    さて、神である主が造られたあらゆる野の獣のうちで、蛇が一番狡猾であった。蛇は女に言った。「あなたがたは、園のどんな木からも食べてはならない、と神は、ほんとうに言われたのですか。」

    女は蛇に言った。「私たちは、園にある木の実を食べてよいのです。

    しかし、園の中央にある木の実について、神は、『あなたがたは、それを食べてはならない。それに触れてもいけない。あなたがたが死ぬといけないからだ』と仰せになりました。」

    そこで、蛇は女に言った。「あなたがたは決して死にません。

    あなたがたがそれを食べるその時、あなたがたの目が開け、あなたがたが神のようになり、善悪を知るようになることを神は知っているのです。」

    そこで女が見ると、その木は、まことに食べるのに良く、目に慕わしく、賢くするというその木はいかにも好ましかった。それで女はその実を取って食べ、いっしょにいた夫にも与えたので、夫も食べた。

    このようにして、ふたりの目は開かれ、それで彼らは自分たちが裸であることを知った。そこで、彼らは、いちじくの葉をつづり合わせて、自分たちの腰のおおいを作った。
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以上のように、他の獣の中から、パートナーを探したが見つからなかったという、とても無理のある設定になっている。

聖書に書かれている男女の創造は二回ダブって記述されている。
創世記ひいては旧約聖書は、ふたつの伝承からなると言われている。
そのため、矛盾するような、ダブった記述が見られるのだそうだ。



「知る」という言葉は、聖書において、性交をおこなったことを示す。
以下で初めて出てくる。

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創世記 4章 1章
    人は、その妻エバを知った。彼女はみごもってカインを産み、「私は、主によってひとりの男子を得た」と言った。
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私たちが勘違いしては、ならないのは、性交はすばらしい神様からの賜り物であり、猥雑なものでないということである。

しかしながら、強要するもの、暴力的な行為は、単に暴力と言える。